ある日の午後、娘と歩いてピアノ教室に行っていると、ふと娘の頭に白いふけのようなものが沢山付いているのに気づきました。
ふけかな?と思って、取ろうと思っても、1ミリくらいの白いものが髪にひっついていて、すぐに取れません。
その時、ハッとしました。
よく幼稚園のプリントで注意喚起されていた「アタマジラミ」でした!
アタマジラミって何?
アタマジラミは人に寄生するシラミの1種です。
コロモジラミ アタマジラミ ケジラミ のうち、
子供の頭髪に寄生するのがアタマジラミです。
幼虫の頃から成虫の間、頭皮の血を吸います。
吸血されるとかゆくなります。
アタマジラミは髪の毛の根本近くに卵を産み、約1週間で幼虫が生まれ、1週間程度で成虫になります。
成虫になると約1か月生きます。
アタマジラミは血を飲まないと2~3日で死んでしまいます。
なお、大きさは卵が0.5ミリ、成虫は2~3ミリです。
アタマジラミが寄生した原因
アタマジラミは毎日お風呂に入って、洗髪をしていても寄生します。
アタマジラミが寄生する子供の年齢は0歳から11歳で9割を占めます。
アタマジラミが寄生する原因は、子供が頭を寄せ合って遊んだり、
頭をひっつけて、または近づけてお昼寝したり、
同じタオルを共有したりしてうつります。
また、プールの脱衣所などでもうつります。
アタマジラミを駆除する方法
幼稚園や学校から持って帰ったプリントには、
アタマジラミを駆除するのに、薬を使った方法が書いてありました。
と言うか、薬を使った方法しか書いてありませんでした。
下記のようなシャンプーを2日おきに3~4回繰り返します。
ちなみに80mlが2000円ちょっとかかり、1回の使用量が10ml~20mlなので、アタマジラミになると一人で一回の駆除で使い果たします。
兄弟がいれば感染している可能性がかなり高いので姉弟の数だけ必要になり、これに親にも寄生していたら、1回の駆除に1万円近くもかかります。
その上、このシャンプーは卵には効きません。
だからこそ、2日おきに3~4回繰り返す必要があります。
また、皮膚炎を起こすこともあり、薬剤が効かない事もまれにあるそうです。
ですが、幼稚園から持ち帰ったプリントにはこのスミスリンシャンプーを使うように書いてありました。
薬を使わずアタマジラミを駆除する
近所の薬局は車で行かないと遠いし、どうしよう…と思ってネットでいろいろ調べていると、ニットピッカーフリーコームと言うものを見つけました!
これは髪を梳いて、アタマジラミの卵を取ると言うものです。
ちょうど、Amazonだと翌日届く事が分かったので早速注文しました。
これが、大正解でした!
隙間が狭いので、梳いてあげる前に、髪がひっかからないようによくブラッシングしてあげます。
そして、少しづつブロッキングしてあげながら、上から髪をすーと梳くと…
歯の隙間に小さいもじゃっとした虫が!
アタマジラミの成虫もいました。
何度も、すべての箇所を繰り返し梳いてあげると、最初は5,6個取れた卵が減っていきます。
が、一度梳いた箇所も、もう一度梳いてあげると、また1個、2個と梳き漏れがありました。
最初の1回で、見た目はほぼわからないくらい卵は取れました。
少し根気が必要ですが、シャンプーを使わずに卵から成虫まで根こそぎ、短時間で駆除が可能です!
一つ買えば、家族全員が使えるし、2度目に寄生された場合も使えるし、ニットピッカーフリーコームが本当に一押しです!
結局、Pandaの娘は1回目の使用でほぼ駆除出来ましたが、
翌日、念のためにもう一回、丁寧に頭髪を梳きなおしました。
すると、駆除漏れがあったらしく、何個かはまた取れました。
ですが、それ以降、アタマジラミを見る事もなく、無事2日間で駆除が完了しました!
ただ、1週間くらいは予防のために毎日梳いてあげました。
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ニットピッカーフリーコームのデメリット
アタマジラミの駆除にお勧めなニットピッカーフリーコームですが、デメリットとしては、
子供の年齢が少し小さいと、長時間じっとしていられないのでは?と言う点ですね。
Pandaの娘の場合は「シラミ!?いや~!!取って~!!」
と言う訳で、長時間梳いてあげる間もじっとしていましたが、もう幼稚園入るか入らないかくらいの年齢だったら、無理だったかも…と思います。
ですが、コスパも、頭皮へのダメージも、駆除出来るスピードも、ニットピッカーフリーコームは文句なしです。
本当に、この櫛があって助かりました!