8月の半ばに、川遊びに行った際、娘が草むらで小さな、緑いろのバッタを捕まえました。
逃がしてあげたら…と言いましたが、飼いたいと言うので、うちに連れて帰りました。
草むらの虫なんて、うまく飼えるかな?と思い、いろいろ調べてみました。
オンブバッタの特徴
家にある「昆虫図鑑」では、
ほとんど飛べません。草原にすみます。緑色型とかっ色型があります。
〇オンブバッタ科
〇♂22~25mm♀40~42mm
〇北海道~南西諸島
〇8~12月
〇植物の葉
出典:小学館の図鑑NEO 昆虫
とあります。
要は、オスの方がサイズが小さく、日本列島の草むらにいて、8月から12月くらいに成虫の姿を見る事が出来るそうです。
オンブバッタの名前の由来は、この姿からです。
ちなみに、上にのっているのがオスです。
可愛いですね^^
ほのぼのした姿ですが、オスは、メスを他のオスに取られないようにメスを守っているらしいです。
秋になると交尾をして、地中に卵を産みます。
メスは、産卵後に一生を終えます。
卵のまま冬を越して、5~6月頃に孵化します。
生まれた幼虫は、5回脱皮をして、7月頃から、私たちがよく見るオンブバッタの姿になります。
ちなみに、幼虫は成虫を小さくしたような形です。
寿命は1年くらいと言う事ですね。
オンブバッタの餌
オンブバッタを飼うにしても、餌は何をあげたらいいのか分かりませんでした。
捕まえた草原などが家の近所なら、そこの草を取って来てあげたらいいですが、街中に住んでいるとそうそう草むらなどはありません。
まず、オンブバッタの餌を調べてみると、草むらの草の他に、
キャベツや果物も食べると書いてありました。
あげてみましたが、食べたかどうかは分からず、不安なので、小学校の運動場や、塀のきわに生えている草をいろいろと与えました。
それで、1週間以上、元気に過ごしていたので、とにかく、道端の草をいろいろあげてみれば大丈夫なようです。
そして、ヨモギ科の草が好物とどこかに買いてあり、
ヨモギ…(汗)
と悩んでいた所、なんと、近所の駐車場に、大量の雑草、ヨモギが生えているのを発見!
1日から2日おきに、新鮮な雑草を摘みに行って、与えました。
ある日、ふとオンブバッタを見ると、かなり大きくなっています。
ものさしで測ってみると、4センチちょっと!
小さいからオスだと思ってたら、まだ子供だったようで、メスだと言う事が判明しました。
運よく、ヨモギが見つかりましたが、
「ヒメムカシヨモギ」
という、雑草をあげている時も、元気いっぱいでした。
使っていい画像が見つからなかったのですが、「ヒメムカシヨモギ」で画像検索してみて下さい。
「ああ!見た事ある!」
と言う雑草です。
オンブバッタの長生きのポイント
オンブバッタの長生きのポイントは、美味しい雑草はもちろんですが、
毎日の霧吹きが大切なようです。
餌は、理想は毎日ですが、中二日くらい日を開けても、順調に大きくなりました。
ちなみに、大きなうんちをしている我が家のオンブバッタちゃん。おしりからぶら下がっているのが分かりますか?
野生のオンブバッタは冬までには死んでしまうようですが、飼っているオンブバッタは翌年の春まで長生きする子もいるようです。
自然の中が幸せかもしれませんが、最後まで大切に育ててみたいと思います。