トイストーリー4を小学校低学年の娘と観てきました。
トイストーリー1~3のファンの一部には評判があまりよくないとネットなどで読みましたが…。
ネタばれありますので、まだ観てない方は気を付けて下さい~^^
トイストーリー4を観た感想(大人)
Pandaはそれほどトイストーリーに深い思い入れがあった訳ではないですが、今回は、全体的に重苦しい気持ちになりました。
まず、おもちゃと言うものは、いつか子供が飽きてしまうという現実を今、Pandaは我が子を通してリアルに実感中です。
でも、それは子供自身の成長も意味しているので仕方のない事ですが…。
そんな中、前半、ウッディが新しい持ち主のボニーから冷遇されている姿が、辛い><
アンディーとの性別の差もあるのでしょうが、おもちゃに対する冷遇は、我が家でも“あるある”なので、胸が痛みました。
ボー・ピープとの再会や、ドレスを脱ぎ捨て自由なおもちゃとして生きる、ボーの生き方はたくましい現代の女性と重なるし、とても心強く、気持ちよく感じたし、
新しいキャラクターのダッキー&バニーは可愛いみかけと、性格のギャップが最高だったし、
デューク・カブーンがらみのシーンもクスッと笑う場面もあり、
退屈せずにずっと楽しめたのですが、
ウッディがギャビー・ギャビーにボイスボックスを交換してあげたシーンは、なんだか、オスカーワイルドの「幸福の王子」のような、自己犠牲を感じてしまって、複雑な気持ちになりました。
ウッディは最後、ボー・ピープとの恋を絡めながら、ボニーの元を去り、ボーと共に持ち主を持たない、自由なおもちゃとして生きる道を選択しますが、バズ・ライトイヤーやジェシーなどの仲間との別れも寂しい><
子供のために生きてきて、常に持ち主の子供を第一に生きて来たおもちゃが、いつか来る子供の成長と共に別れの時が来て、新しい道を見つける。
ある意味王道のストーリーなのですが、ラスト、希望に満ちた面持ちで、ボー・ピープと一緒に世界を見つめるウッディを見て、単純に同じように希望に満ちた気持ちになれなかった自分がいました。
映像も美しく、キャラクターも可愛くて、ストーリーも飽きる事なく、エンドロール後まで楽しめて、今度は字幕で見たいな~と思いましたが、
どこか心に、苦い、切ない思いが残った…。
と言うのが、Pandaの感想です。
小学2年生の女の子の感想
一方、娘の感想は、
ウッディが仲間と別れてボー・ピープと一緒に旅立つ選択をした事に対して「びっくりした」と言っていましたが、
おもちゃが飽きられていく事や、ウッディの境遇に、深い同情などは持ってないようです。
見かけが可愛いのに、毒舌のダッキー&バニーは特に気に入ったみたいで、「可愛い~!!」と連発。
ぬいぐるみが欲しいみたいで、帰りに映画館の上にあるゲーセンでバニーのぬいぐるみだけゲットして帰りました。
映画が終わってからは「続きが見たい!」と言い出し、
どうやら、ダッキー&バニーたちと一緒に冒険するウッディがどうなるかの続きを知りたいみたいです。
Pandaは特別に宗教的思想は持っていないですが、まだ「アニミズム思想」が心のどこかに残っていて、今回切なくなったのかもしれません。
娘の方も、まだ、ぬいぐるみの動かし遊び真っ最中なので、おもちゃの心みたいな物に敏感かと思いきや、Pandaが思ったほどにはウッディの境遇に心痛めた感じはなく、
今回のトイストーリー4は、大人と子供で感じ方が違う映画なのかもしれません。
トイストーリー世代の1~3に思い入れがある人は、反発があるのも分かるな~と思いました。
とは言え、Pandaもダッキー&バニーは可愛いくて、吹替でなく字幕でもう一回見るぞ~と思っています。